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少将の井跡(元 御旅所)

祇園祭の御旅所は 現在 四条寺町にありますが
先月末、烏丸通に『大政所御旅所』というものを見つけ
実は400年前までは そこが八坂神社の御旅所であった
という事を知りました。

もっとも その【大政所御旅所】に安置されるのは
祇園祭でお渡りになるご神体を乗せた
お神輿3基のうち2基(大政所神輿と八王子神輿)で

残る1基「少将井神輿」は そこから烏丸通を1.6㎞ほど北上
「少将井」という名水の湧く井戸を御旅所としていたらしい。
少将の井跡(元 御旅所)_f0402214_10044681.jpg

現在は井戸も社も無いそうですが
「少将井跡」がどの辺だったかは わかるらしいので
お祭らしい行事が軒並み中止の今年
せめて祇園祭に関わるテーマでお散歩しましょうか と
【少将井跡】探してみることにしました。

四条から烏丸通を北上。
少将の井跡(元 御旅所)_f0402214_22462972.jpg
今年は開放されなかった「御手洗井」の前を通過し

改装されたらしい新風館横を抜け
少将の井跡(元 御旅所)_f0402214_22383192.jpg
御池通りを渡って さらに北上
そろそろ京都御苑に出るという辺り
京都新聞社のビルまで来ました。
少将の井跡(元 御旅所)_f0402214_22403847.jpg

京都新聞社の建物の北端で、掲示板の横にプレートを発見。
少将の井跡(元 御旅所)_f0402214_22420785.jpg
少将の井跡(元 御旅所)_f0402214_22431941.jpg
ここですか。

井戸の気配もお社の名残も何にも無いですが
「少将井」の名前は
京都中の名水巡りをしていた頃
「名水の1つ」として名前を知っていました。

烏丸通沿い、考えてみれば
祇園祭中だけ開放される「御手洗井」
御所の西側の「菅原院天満宮の井戸」と
おいしい水が汲めるポイントがあるので
水脈としては 同じだったのかもしれません。

むしろ これだけ開発されて
まだ水が汲めるポイントが残っている方がすごいのかも。

少将井跡の解説プレートを読んでみると
祇園社の御旅所が四条寺町へ統合された後も 
ここには お社があったそうですが
明治に入ってから 京都御苑内にある
宗像神社の境内に移された、とあります。

御苑、すぐ そこですよね。
ここまで来たなら、移転したという少将井のお社
参拝していこうかな。

というわけで
勢いで、御苑へ向かいます。


by my-pavane2 | 2021-07-19 06:25 | 京都 | Comments(0)